新JIS絵表示施工まで一年を切りました!!

新JIS絵表示の2016年12月施工まで一年を切りました。

消費者庁のHPにもパンフレットやリーフレットがアップされています。

是非ダウンロードし、確認下さいね。

ポスター( 平成28年12月から洗濯表示が変わります )

リーフレット( 新しい!衣類の「取扱い表示」 )

パンフレット( 衣類の新しい「取り扱い表示」で上手な洗濯 )

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新JIS絵表示について!(告示後)

3月31日に消費者庁により新JIS絵表示の告示が有りました。

 

( 消費者庁 家庭用品品質表示法に基づく繊維製品品質表示規程の改正について )

 

( 繊維製品規程改正のお知らせ )

 

テレビ・新聞等でご覧になった方も多いかと思います。

 

内容を見てビックリしたのですが、一昨年より開かれていた説明会の内容と違ってきた事です。

 

今までの説明では、

 

●告示後施工までの間で徐々に新JISに移行し施工後は旧JIS表示の物の販売は不可

 

告示内容では

 

●告示後施行までの間は旧JIS表示。施工後も施工日前に作られた物はそのまま販売可

 

になってしまいました!

 

新JIS策定に関わり、いつも私たちと論議してきた方も、先日、私が質問するまで気がつかなかった様でした。

 

3月1日に告示予定だった物が31日になったので不思議に思っていたそうなのですが....

 

普通、公示から告示、施行まで5~6年くらいは掛ける物だそうですが、

 

JISとISOの統合については、日本が一番遅れている為、公示から施工まで2年強の短い時間を示した事に関係しているのかもしれません!

 

新しい絵表示は外国企業のパテントが関係してるため、使用料の問題が有ったそうで、

 

最終的には国の法律で表示義務がある国(日本やオーストラリア、アメリカ、カナダ、中国、韓国等)は免除と云う事で話が急にまとまった経緯も関係しているのかも!

 

この辺は想像でしか有りませんが一気に骨抜き状態になった感は否めません!

 

私たちがこの新JIS絵表示を目にするのは、2年以上後になってからになりそうですね!

 

 

クリーニングショップ衣料の美容室も宜しくお願いします。

 

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新JIS取り扱い絵表示!!

10月20日 ついに新JIS取り扱い絵表示が公示されましたね!

半年ほど前から公示日を聞いていましたが、新聞での報道が見受けられませんでした!

経産省主導で、ISOとJISの整合が行われていましたので、大臣の辞任と重なっていた為延期にでも成ったのかと思っていましたが、繊維評価技術協議会のHPで公示されたことが載っており確認が出来ました。

私の聞いている今後の予定は

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カーテン柄の損傷!!

兵庫県クリーニング組合苦情審査会の事例です。

レーヨン55% ポリエステル45% (カーテンには素材表記が有りません)

ドライクリーニング指定のオパール加工された高価なカーテンです。

オパール加工とは、織物に透かし模様をつける加工法です。酸に強い繊維と酸に弱い繊維を複合した織物に、硫酸などの酸化剤で捺印をして模様を付けると、酸に弱い繊維が抜け落ち、透けて見える状態になり、酸に強い繊維が模様として残ります。透け感が出るため、軽やかで涼しげな印象の生地になります。
酸に弱いのは綿やセルロース繊維(レーヨン)などで、酸に強いのは合成繊維(ポリエステル・ナイロンなど)です。

 

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水シミ!

兵庫県クリーニング組合苦情審査会の事例です。

表・裏生地共にポリエステル100%

中綿 ダウン80% フェザー20%

絵表示では石油系ドライクリーニング指定です。

クリーニング店では、染み抜きを試みたが取れなかった為、原因の鑑定に出された物です。

原因としては、生地制作時の柔軟加工剤等の仕上げ加工材か、ヒートセット行程の際にサーモマイグレーションにより繊維表面に遊離してきた分散染料が、水または雨の滴下によりウォータースポットを起こさせた物と考えられます。

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こんな物でも穴が開きます!

最近blogに書き込める様な事例が見当たらない中、チョット面白い話を聴きました。

除光液や、マヨネーズ、ドレッシング(お酢系)などで、アセテート素材に穴が開く事は

以前に書き込みをしていると思いますが、チョットビックリする物でも!!

<アンメルツ> そうです、あの肩こりに効くアンメルツです!

アンメルツを塗った上にアセテート素材のブラウスを、その上にジャケットを着て出勤、

会社で上着を脱いだらアンメルツを塗った部分の生地が溶けて無くなり、

ブラウスに大きな穴が開いていた!と云う話でした。

鎮痛剤の成分とアセテートが反応する事による事故だそうで、

メーカに聴くとちょくちょく有る話で、取扱説明書にも記されているそうです。

科学は奥が深いですね!!

クリーニングショップ衣料の美容室 ( http://www.sentaku8.com )

忍者??

もう昨年になりますが、初冬の頃に、当店で「NINJA」と云う、

椿オイルトレハロースを主成分とする洗剤を使った研修会をメーカーにお願いし当店で行いました。

兵庫地区会員主体で19人の店主で狭い当店工場が一杯に!

TES(繊維製品品質管理士)西日本の幹事の先生にも来て頂き、2014年に発表予定の、新JISに対応できる、新しいウエットクリーニング材料の検証を行いました。

元々アメリカ専用に開発されたドライクリーニングに変わる新しいクリーニング方式として

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縮んでますか?

兵庫県クリーニング組合苦情審査会の事例です。

大手紳士服専門店でスーツとワイシャツのセットを購入し着用、クリーニング後襟が閉まらなくなったとの苦情です。

購入店で数カ所採寸すると、5~10mm程度の縮みが確認出来たとの事でした。

背広の素材は毛70% ポリエステル30%です。

審査会にて商品をよく見ると、裏地との縫い目に縮みを確認出来る様な吊れもありません。

素材的にもかんたんに縮む様な素材でも有りません。

又、ワイシャツの素材は綿100%です。

綿100%のシャツは、一般的に5%の縮み許容が有りますので

首周り43㎝の場合5%で2.15㎝は許容と見なします。

そこで、メーカーから仕様書を取り寄せ採寸すると、全く縮んでいない!!

綿100%のシャツですら、縮んでいませんでした。(これには驚きです)

オーダーシャツや高級シャツで、縮み無しはほとんど見た事がありません!

(一般的には、1~1.5㎝は大きめを購入して下さい)

商品の出来には感心しましたが、店舗での採寸・対応には感心できません!

多くの販売店では、顧客からの苦情で、縮みが無くても、クリーニングによって縮んだと説明する事が多々有ります。

最初の段階で、きっちり採寸し、縮みが無い事をハッキリ伝えておけば済む事なのです。

顧客が太った事がすべての原因なのですから!!

クリーニングショップ衣料の美容室 ( http://www.sentaku8.com )