お久しぶりです。
最近書き込みが出来るような事例に中々出会えなかったため、
久々のクレーム事故情報になりましたm(__)m
上の写真は、綿94% ポリウレタン6%の婦人ジャケットの背中です。
黄変の延長線上に破れが有ります。
クリーニング店では、ドライクリーニングを行った後、リンス材を混ぜた水に付け込んだそうですが、
ブラックライトで確認すると汗の痕跡が残っており、汗の下縁の一部分が裂けていることが解ります。
そして、その上に錆びた金属チェーンが!!!
此の事から、首元の金属チェーンから汗により金属成分が溶け出し、汗染みの縁に堆積、
綿素材の染料と化学反応を起こし、生地が脆化したものと考えられます。
つまり、染料と汗、金属、紫外線の複合による生地の脆化と云えます。
綿素材のジャケットに金属チェーンのロゴを付けてしまった商品企画に問題が有ったと考えざるを得ません。
クリーニングショップ衣料の美容室 ( http://www.sentaku8.com )