1月の兵庫県クリーニング組合苦情委員会の事例4です。
写真は、DiorHomme の長袖Tシャツの首部分です。
白いペイントの一部が脱落しているとの苦情です。
ポリウレタンの人工皮革の経時劣化は何度も説明しましたが、最近のペイントは、ウレタンペイントが使われることが大半の為、同じような現象が起こります。
特に首回りは、汗や、皮脂、日光の複合作用が顕著に起こりやすい部分で、加えて脱着時の伸縮作用が加わり、ウレタンペイントの加水分解による脆化が著しく、クリーニング時の揉み作用により顕著化した物と考えられます。
Tシャツ等に使用されるウレタンペイントは、いくら丁寧に扱っても経時劣化により1~3年で必ず剥がれてくる物と考えて購入して下さいね!
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