6月の兵庫県クリーニング組合苦情委員会の事例3です。
写真は、シルク46% 綿42% ナイロン12% のワンピースです。
一部が裂けていますし、周りもちょっと力を加えると裂けるほど弱っています。
クリーニング店では、ドライクリーニング後、自然乾燥し、スチームボックスで仕上げをしているようです。
裂けた部分を顕微鏡で視てみると横糸のナイロン糸が溶けています。
スチームによる熱で溶けたと考えられますが、120℃~150℃の熱で溶ける糸や、横糸の少なさを考えると、衣料品としての耐久性を無視して作られた商品であると考えざるを得ません。特に温度に注意が必要とのデメリット表示は最低必要であると思います。
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