4月の兵庫県クリーニング組合苦情委員会の事例1です。
写真は背広の左身頃下ポケット付近です。
クリーニング前には無かったとの顧客からの苦情です。
実は、私自身の上着にも同様の事故が有りましたので、
一目見て、原因が分かりました。
(モデルは私です)(^_^;)
上の写真で解るように、携帯電話ケース等に使用されている、
平面ファスナー(マジックテープは商品名)が原因と思われます。
ポリエステルの裏地に平面ファスナーを擦ると、簡単に再現できます。
最近の背広は、コスト削減のため、ポリエステル裏地が多く使われていますが、
やはり、裏地はキュプラが最適です。
キュプラは、綿繊維を原料に作られた再生繊維です。
その為、吸湿、保湿、通気性、滑効果、帯電防止等の特徴を持ち、
裏地の為に研究、開発された様な繊維です。
一部、背広水洗いを推奨している、クリーニング業者が、
ポリエステル裏地を推奨しているのを耳にしますが、裏地の機能性を理解せず、
自分勝手な理由(水洗しやすい)で、発言しているのです。(>_<)
ちょっと話が脱線しますが、(^_^;)
上の写真の携帯電話ケースは、私の手作りです。
ベージュの革は牛革、濃いグレーの革は象革です。
象革の肌さわりや、ぶつぶつ感、耐久性が好きで色々持っています。
象らしいグレーの革が手に入ったので、趣味のレザークラフトで作りました。
クリーニングショップ衣料の美容室のHPもよろしくお願いします