1月 2月はクリーニング業自体が暇散期の為、blogに書くことが無く、
題材を探しつつ.......m(_ _)m
さて、2月の兵庫県クリーニング組合苦情委員会の事例1です。
写真は10年ほど前に購入の、ウール100%のセーターです。
お客様から3点のセーターが縮んだとのお申し出があり、検査に出されました。
一見、フェルト化もなく、縮んだようには見えません!
制作サイズは、メーカーごとに異なり、JIS企画に基づき5年ごとに改訂されます。
写真の1点が、ダンロップ社製で有ったため、メーカに制作時のサイズデーターが残っていないかを問い合わせたところ、大凡の見込みサイズを知らせていただきました。
実測値と比較すると、縦方向に8%縮み、横方向に8%伸びていました。
袖で云うと、5cmの縮みです。
しかし、何故急に縮みが出たのでしょう?
1)ドライクリーニング時の、溶剤中の水分管理の不備
2)タンブラー(回転式乾燥機)の使用のため
の2点が、考えられます。
長年の使用で、ニット製品は、着用やクリーニングの繰り返しにより、形態変化が起きることは避けられません。
アイロンなどの仕上げ作業により修正できると思いますので、クリーニング店に要望を伝えて下さい。
只、一部のアイロン行程の無い取次店方式のお店では、対応出来ない場合があります(T_T)
クリーニングショップ衣料の美容室のHPもよろしくお願いします
( http:\\www.sentaku8.com )