洋服も日焼けするのです!

71_kbra8
久々の書き込みですm(_ _)m
最近 目新しい苦情が無く、書き込みに困っていました。
先日の苦情委員会でもコンスタントに出ていたのが、綿や麻、ナイロンの汗と日光による変色、及び、綿や麻の摩擦による変色(白化)です。
写真は汗の付着による、「汗+日光」による物です。が、汗が直接付いたのでは無く、手を使う事により、手の汗が付着して変色した所などは、人により理解し難い事のようで、鑑定書を読んで「汗をかく場所では無いのにおかしい!」と再度苦情が来る事もあります。
又、濃色の製品は数時間の日光でも大きく変色する事もあり、以前、スポーツウエアーの関連会社の所長様が紺色のゴルフウェアーをお持ちの際に説明すると、「メーカーの社長とゴルフで数時間回っただけの新品なのに!抗議しないといけないな!」などと云って驚いておられた事もありました。
又、ショップでの陳列の際に日焼けしている事も多々あります。
此は、染色堅牢度や汗耐光染色堅牢度に問題が有る製品なのですが、進行度の違いは有れども変色があって当然の、繊維の特性で有るとも云えます。
そして、摩擦による白化も着用中に起きて当然の事柄です。
が、クリーニング前には、気付かず、クリーニング後に問題になる事が多いのです。
これは、クリーニングに出す前の衣類は、大気中に浮遊している油煙や皮脂油を表面に吸着させているので、全体に濃色化しており、クリーニングすると全体を覆った油汚れが除去される事から、目立ちやすくなる傾向があり、又、劣化した染料やはげた染料が、洗い落とさる為でも有ると云えます。
すべての衣料は、常に劣化しており、寿命がある事を再認識して下さい。
m(_ _)m