■SマークとLDマーク |
LDマークは、「Laundry(ランドリー)」と「Drycleaning(ドライクリーニング)」の頭文字をとったもので、全ク連の会員である47都道府県クリーニング生活衛生同業組合に加盟しているクリーニング店に表示されるマークです。
Sマークは、厚生労働省大臣が認可した「標準営業約款制度」の3つの基準「Standard(標準)」「Safety(安全)」「Sanitation(衛生)」の頭文字をとったもので、47都道府県の生活衛生営業指導センターに登録し、営業しているクリーニング店です。
LDマークやSマークの店では、ファッションの多様化による新しい素材や加工などに応じた
「プロの洗い技術」で、お客様に質の高いサービスを提供するよう心がけています。 また、万が一、クリーニングトラブルが発生した場合には、「クリーニング事故賠償基準」に基づいた対応でトラブルの処理にあたります。 |
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■ クリーニング技術部会 |
LDマークのお店では、さらに衣類やクリーニングに関する最新情報や技術の向上のために、
「クリーニング技術部会」や「クリーニングアカデミー制度」を利用して勉強を重ねているお店もあります。
「クリーニング技術部会」に入会しているクリーニング店は、会員であることを証明する青いプレートをお店に掲げています。 |
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■アカデミー制度 |
「クリーニングアカデミー制度」は、学習の種類に応じて厚生労働大臣認定の資格を取得できる制度です。
全国で526名 |
中級 347名 |
上級 151名 |
マスター 28名 |
兵庫県内では12名 |
中級 8名 |
上級 4名 |
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のアカデミー取得者が活躍しています。 |
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■クリーニング業に関する標準営業約款 |
クリーニング業に関する標準営業約款は、消費者保護の観点から提供するサービスの内容やお店・設備の表示の適正化などを図ることによって、消費者がクリーニング店のサービスを受ける際に、選択の利便を図ろうとするもの。
なお、標準営業約款は、厚生労働省が指定する業種について、全国生活衛生営業指導センターが、厚生労働省の許可を得て設定しており、クリーニングの他に理容、美容の3業種で設定されています。 |
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■繊維製品品質管理士(TES) |
繊維製品品質管理士(Textiles Evaluation Specialist=TES)は、昭和56年度に通商産業省の告示(平成9年12月18日廃止)に基づいて生まれたもので、消費者に供給される繊維製品の品質・性能の向上を図ったり、繊維製品の品質について消費者からクレ−ムが出ないように、それらの製品の製造や販売を行う企業のなかで活躍するスペシャリストです。その狙いは企業活動の合理化、消費者利益の保護、企業と消費者の信頼関係の改善にあります。
◎ファッションビジネス必携資格です。 |
TES資格を持っていると、取引先に対して技術・品質面の安心感を与えることができます。また、業種が違っても相互にTESであると共通基盤に立てて商談や交渉をスム−スに運ぶことができます。TESが名刺に『繊維製品品質管理士(TES)』と印刷するケ−スが増えている理由はそこにあります。高度に磨かれた消費者を相手にするファッションビジネスでは、TESに相当する知識・技術が業界人必携のものとなってきました。 |
◎人材の高度化・専門化の手段に使われています。 |
TES制度は、人材の高度化・専門化の手段として最も信頼のおける制度と評価されています。
社内の昇格試験や能力開発など社員教育の一環としてTES制度が活用されています。 |
◎品質情報のパイプ役です。 |
ファッションビジネスは多段階の業種で成り立っていますが、TESはこの中で「品質」に関する消費者の要求を、小売→アパレル→テキスタイルとつなぐ情報伝達の役割を果たしています。すなわちTESは、消費者情報について業界と消費者の間のパイプ役を果たしています。
★2005/2月現在 兵庫県内のクリーニング店で16名のTES会員が従事しております。 |
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