8月の兵庫県クリーニング組合苦情審査会の事例1です。
写真は、ニットセーターに開いた穴。
組成表示が有りません。
残念ながら顕微鏡写真を保存し忘れた為、皆さんにお見せする事が出来ません
<(_ _)>
顕微鏡を覗くと透明な糸が多く、一部の糸の先頭付近が茶色に変色していました。
透明でない糸の多くは、先頭が爆発した様なはじけた様に切れています。
この事から、化繊が多くを占めるニット構造になっており、タバコの灰等の小さな火が飛んできた為に、化繊が炭化、融解した為、強度不足になり、着用やクリーニングにより、周りの糸が引きちぎれた様に切れ、穴となったと考えられます。
只、クリーニングを行った為、炭化した部分が残って居らず、わずかに変色した先端部分が残っているだけだった為、顕微鏡での検査に大変時間が掛かりましたが、最近では珍しい事例でした。
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