最近、苦情委員会において、収縮の事例がありました。
商品はカッターシャツ(ワイシャツ)です。
昔、カッターシャツ売り場では、シャツを買いに行くと、店員がサイズを測ってから一言「最初、洗濯すると15mm〜20mm縮みますので大きめのこのサイズをどうぞ」と云ってくれた物です。
これは、生地を作るときに、織機では、縦糸にテンションを掛け(引っ張り)交互にずらしながら横糸を入れて作ります。洋服を作るときには、この生地のテンションを元に戻してからカットして、縫製しなければ成りません。しかし、ほとんどの場合、確実に成されてはいないのです。その為、洗濯をする事で、テンションが戻り、生地本来のサイズに戻ります。その量がシャツの場合、15mm〜20mmなのです。ピッタリザイズを買っておれば着られなくなります。
最近の傾向としては、対面販売ではない店での購入が一般化されていたり、専門店などの対面販売の店でさえ、店員が説明をしなかったり(知らない[E:sad])で、消費者は、購入時点で考慮無く購入する為、今までは、常識であった事に対してクレームが起こるようになりました。特にビックリしたのは、専門店の店員ですら「クリーニングが悪い」と平気で毒づいている事です。勿論、専門店として失格ですよね!!
水で洗う場合、3〜5%は、縮むことがありますが、これが本来のザイズに戻っただけである事を覚えておいて下さい。[E:danger]