組成表示不良!

 

最近更新をサボっていてすみませんm(_ _)m

久々に面白い事例に出会いました。

10月の兵庫県クリーニング組合苦情審査会事例その1です。

写真はポリエステル100%のドレスです。

染み抜きをすると上の写真の様に繊維が溶けてしまいました。

ポリエステルが溶ける溶剤ではない為、

クリーニング店がメーカーに問い合わせた所

「組成表示に間違いは無い、クリーニング店側で組成表示に間違いを証明出来れば賠償に応じる」との返事が来たそうです。

本来は、メーカー側がミスがない事を証明すべきなのですが!!

普段は、裁断不可での依頼がほとんどですが、この度は、裁断可 での依頼でした。

その為、当苦情審査会において、簡単な実験を行いました。

まず、2cm角に生地を切り取りました。

アセトンを入れたビーカーに生地を浸します

 

みるみる横糸が溶けて行き、縦糸がバババラに成りました。

この実験で、横糸が「アセテート100%」で有る事が証明出来ます。

これら実験結果を送った所、メーカーもミスを認め、賠償に応じたそうです。

本来、組成表示の間違いには、結構の罰金が発生するそうなのですが!!

クリーニングショップ衣料の美容室のHPもよろしくお願いします。

( http://www.sentaku8.com )