6月の兵庫県クリーニング組合苦情委員会の事例2です。
写真は、JUICY COUTURE のダウンベストです。
表地はポリエステル100% 裏地は綿100%となっております。
ワンポイントとして大きな飾りボタンが付いていますが、
着用時や洗浄時、乾燥時にボタンと、周りの生地が接触を繰り返し、
生地に傷が付いた物と考えられます。
ダウンと云う素材上、乾燥時間も一般衣料の3倍以上の時間を要します。
ケアラベルには、ドライクリーニングとウエットクリーニングの両方が可能、
タンプルドライ(回転式機械乾燥)も可能との表示があります。
この様に成ることが解って織れば、一般的な商品では、
ボタンを取り外してから処理するのがベストですが、
ダウンの場合、縫い糸の穴からでさえ、ダウンの吹き出しが起きる為、
必要以上に針を使用することは厳禁です。
又、ボタンをアルミ箔や、マジックテープカバー等で保護してから洗う方法も、
アルミ自体による傷や、マジックテープによる傷が出来る可能性が有ります。
(ポリエステルとマジックテープは相性が良すぎ、傷が出来やすい!!)
やはり、デザイン性を優先させ、対クリーニング性能を無視した作りに成っていると考えざるをえません。
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