アクリルファーのコート!

5月の兵庫県クリーニング組合苦情委員会の事例2です。

写真は、テイラー・ベントのアクリルファーのコートです。

元々は、「プードル」みたいな風合いだったそうです。

ケアラベルには、

表地 :ポリエステル100%

中綿 :アクリル    70%

ポリエステル 30%

と、記載が有りますが、商品素材に対し正しい表示ではありません。

アクリル起毛の生地は、クリーニングすると、必ずと云っていいほど

風合いが変化します。これは、アクリルの特徴です。

繊維の特徴を知らないデザイナーが見た目で生地を選んでコートにした、

企画間違いの商品としか云えません。

コートの裏地などによく使われているこのアクリルファーは、

クリーニングすると、毛が絡んだりして、見た目も必ず変化します。

裏地では、あまりクレームには成りませんが、表地となると....

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