今回の事例は、毛90% ナイロン5% アンゴラ5% のコート
クリーニング後
1)表地が硬くゴワゴワになっている。
2)毛玉になった
3)色が全体に黒くなった
4)全体に縮んでいる との事。
この、毛+ナイロン+アンゴラという組み合わせが毛玉に成りやすい構成なのです。
毛玉が出来る事により、生地感や色味が変わった様に感じる事に繋がります。
襟や袖口に毛玉が多い事から着用時の摩擦が一番の原因であると思われます。クリーニング時に浴内での摩擦で毛玉同士が絡まり、より顕著化した事も考えられます。
毛玉を処理する事により、大部分の回復が見込めます。
拡大写真の左側は簡単に毛玉処理をした所です。
毛玉処理の一手間が品質を大きく左右する事に成るのです。
でも、この一手間に結構時間が掛かりますので、毛玉処理はしない店も多いと聞きます!!
衣料の美容室では、できる限りの処理を心がけています!!