先日のウール専門家の話の続です。
衣料品に対する国別の縫製に関する考え方の違いを述べて居られました。
日本はイギリスと同じで、本来 着物等は古くなると一旦解いて洗い張りをし、反物の状態に戻し、再度縫製をし、3代くらいまでは繰り返し使って来ました。イギリスでも、襟だけを換えて見たり、ハリスツイードの様に、古くなった洋服から糸を作り出し、織り上げて再生している物や、かたくずれし難い、しっかりとした縫製をしている物が主流でした。バーバリーのコート等は、一生物と云われた物でした。
反対に、フランスでは、お洒落にデザイン重視の作りで、クリーニングを考えず、着潰して終わりの感覚です。韓国もフランスに似た物作りだそうです。
お国柄がハッキリしていてナルホドと感心させられました。